真冬の気温が昼0~-2度Cで、夜は-5度C以下が続くようでしたら麻袋だけでは、蜂たちが、可愛そうです。小生の群馬蜂場は北部山間地ですので、正にこの状況です。埼玉蜂場とは違い、発泡スチロールを使った越冬装備をしています。以下は寒冷地の越冬装備の一例です。

 

1)巣箱全体に発泡スチロールを当てます。

2)天蓋部にはぴったり当たりますが、両脇および後側は隙間ができます。

3) 両脇および後側の隙間は重要です!!巣箱は呼吸をしていますから、放熱や湿気の放出があるのです。この隙間に通気口を取り付けます。外部に湿気を逃がすためです。

4)発泡スチロールをビニールシートで覆います。

5)ビニールシートの内側は結露で濡れる場合がありますが、発泡スチロールからは内に染み込むことはありませんから大丈夫です。

6)発泡スチロールには結露は付きませんが、巣箱からの湿気がこもる場合があります。

通気口から外部に湿気が逃げるよう巣箱との間に十分な隙間を作ります。

 

越冬装備は防寒のためと言うより、防放熱のためと言えます。越冬装備で重要なことは、湿気対策です!!

 

 

 

●写真は 発泡スチロールを覆ったビニールシートと巣箱後方に付けた通気口です。