巣碑枠の仕分け
これからが、ミツバチ飼育の本番です。巣脾枠が大量に必要になります。巣脾枠は養蜂の財産ですから、スムシ駆除やカビ対策などをして、その保管には気を遣って来たわけです。今度は、使用するために、仕分けをするとよいです。行き当たりばったりではなく、計画性をもっていると、無駄やしくじりを防げます。特に、薬物の残留を出さないために、仕分けは不可欠です。以下のようにすると良いです。
仕分け |
状態 |
用途 |
備考 |
特A |
造巣2年以内で両面とも 完全に働蜂用巣房のみのもの。 |
育児用 |
巣箱の中心部で育児専用にする。 |
A |
1)造巣4年以内でごく一部に雄蜂用巣房があるもの。 2)上記の特Aが3~4年経過したもの。黒ずんで来てはいるものの、巣房がまだ狭くないもの。 |
育児用 |
巣箱の中心部で育児専用にする。 |
B |
1 1)かなりの雄蜂用巣房があるもの。 2 2)造巣5年以上で、巣房が黒く狭くなったもの。 |
貯蜜用 |
単箱の両外側に入れて貯蜜用として使うか、継ぎ箱で貯蜜専用にする。 |
*貯蜜専用で継ぎ箱用であれば、ダニ駆除剤や、ふそ病予防薬の残留のない状態を保持することが可能です。巣脾枠は出来るだけ用途を決めて専用使用すると、何かと便利です。